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古本屋日誌
2022-01-12 12:34:00
中公新書ラクレから井上章一との「イケズな東京」が出た。
井上は明治維新のちのブルジョアジーが建てた大型建築を考察して天守閣に類似した塔を持っていることを指摘している。
特に三井が建てた兜町の三井組為替座という銀行の建物なんだが、5階建てで2階まではよくある西洋建築の形になっているのだが、それ以降は全く違っているという。
「天守閣をまねたとしか思えない塔屋が、おかれていた。天守閣をいただくかのような銀行が、当時の兜町にとつぜんあらわれたのである。」
井上は明治維新の際に薩長に金を提供したのが三井をはじめとするブルジョアジーだったとし、彼らの自信と自負の表れがこの大胆な天守閣だったというのだ。