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古本屋日誌

2022-01-03 11:41:00

オフセット印刷とは違い、コピーの要領で手軽に一冊でも本を作れるようになった。著作権の問題もあるけれど、本の歴史は3000年以上にわたるから大半の著作は自由に出版できる。

 

絶版になっている本も今までは最低200部くらいは売れる見通しがたたないと出版できなかったが、今や一冊でも問題なく印刷できるし、さらに需要があった際も同じように提供できるのだ。これは古本屋にとっては喜ばしくない事態であることはいうまでもないね。

 

 

またAmazonやヤフオクそしてメルカリなどの通販サイトは、隆盛を極めており、店舗を構えている古本屋の店内でもスマホでAmazonの価格を、臆することなく調べて買うかどうかを決めている人が極めて多い。

 

店の側からすると苦々しいことなんだが、それが世の趨勢というものだし、そもそも自分の店もAmazonやヤフオクで大々的に販売しているからそういうものだとあきらめている。

 

でも高齢化社会では死ぬまでの長い時間をいかにしてつぶしていくかは極めて重要な問題だ。金がある連中は海外で悠々自適に過ごすのかもしれないが、全く生活に余裕のない年寄りの方がずっと多い。

必要な本ならネットの検索は極めて便利で効率的だが、老後はそんな能率はかえって生活を貧相にしてしまう。

 

それなりの規模の古本屋があって、本は10万冊は置いてあって、座る椅子やソファーもあり、2時間座り読みをしても大丈夫なところがあっても誰も困らないだろう。