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古本屋日誌
2021-12-17 18:03:00
今日から谷町四丁目の大阪古書会館で古本市、早速朝から行ってみた。
矢野、シルヴァン、ディック、杉本、厚生、寸心、横丁、真木、唯、アジア、汎などいつもの古本屋だ。
このうち店舗を構えているのは矢野、杉本、厚生、汎で残りは通販の販売店だ。俺の印象では店舗を構えている本屋はあまり安売りをしてない。
逆に通販専門の店はこういう直販の場ではかなり安売りをしているように感じた。
店舗での販売はどうしても客が限られるので、全国に客を抱えて販売できる通販より安く売らざるを得ない。
その点通販専門の店は店舗販売に比べて高く値段を設定できる。
ところが古本市ではその価格設定が逆転しているわけだ。
これは店舗のある店も実は通販もやっていて、その高めの価格を眺めて暮らしているからではないか。
「古本市ぐらいはちゃんと儲けさしてもうても、バチはあたらんやろ」という思いなんだろう。
さて矢野は文学書の専門店で初版版なんかも扱っていてこの古本市でもオープンと同時に人だかりができている。
本は読んで意味がわかることが1番で、俺はだから文庫本でもなんでもこだわりはない。
しかし文学書は読んで意味がわかればいいわけではなく、初版だとか帯があるとか、カバーの違いなど骨董品同様の扱いとなっている。
わがマルス書房でも例えば横溝正史の角川文庫を扱うことがあるが、お客さんからはコンディションや刷の問い合わせがある。
なんでも「扉の影の女」は14刷から別のカバーデザインに変わったそうです、その変わるすぐ前の刷のが欲しいなどというリクエストがあるのだ。
ただこの本だが14刷を入手したことがあるんだがそれも初版と同じカバーデザインだったけどなあ。
いずれにしてもお客さんそれぞれの思いがこもっているわけだ。
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