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古本屋日誌

2021-12-02 22:46:00

今日は京都に買い付けに行った。

河原町三条には賞味期限を偽装してパンを販売していたことが発覚した進々堂がある。
なんでも冷凍のパンの賞味期限を2ヶ月伸ばして販売したそうだ。
でもまあわしはこの店は好きなので今日も嫁と入ってパン屋の横に併設の喫茶店でパン食べ放題のランチをいただいた。
バカ生産工場の伝統で有名な京都大学近くにも進々堂はある。京都らしい店だ。
つまりオーナーの経営方針は明確で気に食わない客は徹底的に排除するわけだ。
今年もたまたま京大の入学式の当日に私は買い付けに行って、腹が減ったのでたくさんの本を抱えて進々堂に入った。レジでまずカレーをオーダーして代金も払った。
この店は今出川通に面して大きな木のテーブルが置いてあって、大きな透明なガラス越しに道ゆくバカを眺められる。
早速誰も座ってないこのテーブル席に腰掛けたら
「すみません、その席はあれなのでこっちにお願いします」
「あーそうなんや、ごめんね〜」
と店の奥の小さなテーブルに座り直した。
いつもの通りこうてきた本をリュックから出してテーブルの上に並べてサイトにアップする作業を始めました。
するとオーナーと思しきおばさんがやってきて
「今日はね、京大の関係者だけなんよ。表に貼ってあったでしょ。
でも仕方ないから今日のところはええけどね」というからビックリ。
そうなのか❗️
かなりたくさんの本を抱えているのだが、俺は京大の関係者には見えなかったようだ。人を見る目養うのに年の功は役立たないことがわかる。

それはさておきあ今日は久しぶりに横溝正史の角川文庫の「獄門島」の初版を手に入れた。

この角川文庫のシリーズは初版から何刷りかまでは(よく知らないんです)カバーの背が白いものがある。
帰り河原町の大学堂であれこれお話を聞いた。

「この頃はな、先生方もようさんはこうてくれはらへん。Amazonかどっかで買わはるんやろなあ。しやーけどな、これゆうたらなんやけど、業績もないし、大したこともない先生の方がええ本持ってはるんやなあ」てなことをおっしゃる。
それは当たり前のことで、ええ本なんかを集めることに労力を使ってたら、まともな研究なんかできるわけがない。手に入れた本をためつすがめつ鑑賞したり、じっくり読み解いたりしていたらどうなりますかね。
欲しい本を探す時間がなくなってしまうでしょう。

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