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古本屋日誌

2021-11-29 16:25:00

呉座勇一の「頼朝と義時」には壇ノ浦の合戦について次のような内容がある。


従来午前中は潮流が平家方から源氏の方に流れていたので戦局は平家有利だったが、午後になって潮流が逆になると俄然源氏が優位に立った。
また源氏は平家の船の船頭やかこを狙い撃ちして倒しそのため兵船の操縦がままならなくなったことも平家には不利となった、と言われている。
しかし昭和になってからの壇ノ浦海域での潮流調査では当時の潮流は微弱でとても合戦の勝敗に影響を与えたとは思われないし、源氏が船頭をまず倒したというのも、平家方の敗北が決まった後のことで当初から狙い撃ちしたとは考えられないと否定しているのだ。

それにしても呉座勇一はこの本の中でかつて全否定した(本郷和人なんかこの10年なんら学問的成果をあげていないとの発言)を持ち上げる記述をしているのには驚いたなあ。

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