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古本屋日誌
2021-11-20 21:09:00
1988年の秋に男4人で東京に出向いた。日曜の早朝から千葉で仕事があり、せっかくなので前日から行って渋谷で少し遊ぼうとした。
土曜の晩でいかにも大都会という人出だし、せっかく東京くんだりまで出向いたんだからナンパでもしてみようと適当に声をかけてみた。
渋谷は歩いてる人もいるのだが、信号が変わっても歩き出さずたむろっている男女のグループもたくさんいる。
すぐに仲良くなって適当な居酒屋で酒を飲んだ。
なんでも千葉の「山の中」から来ているそうで、日頃は「山の中でOLしてる〜」とのことで、土曜は夕方渋谷について夜通しあそぶからよろしくとの話だ。
ただわれわれは翌日早朝から千葉で仕事があったし、これからストリップ劇場に行く予定もあったので早々に切り上げた。
渋谷のストリップ劇場では大阪同様、生板が行われていて、ジャンケンで舞台に上がる男を決めていたのもおなじみだった。ものすごい勢いでピーンと右手を上げて「お願いします❗️当たってください❗️」と祈っていた最前列のにいちゃんが見事に勝ち抜いて上ったはものの、緊張のためかうまくいかなかったので満場大笑いで楽しかった。
そんなことはどうでもよく、私が気になるのは1980年代の終わりでもはっきりみられた大阪や京都と渋谷の差だ。
渋谷はそこで男と知り合いたい女がたくさんいるのに、大阪や京都は、全くそんなことはない。
出会いの場は友人の紹介であり、サークルであり、結婚式の披露宴や二次会の場であったりと極めて旧式だった。
渋谷はそうではなく、いい男がいたらそこで知り合うのがいいというスタンスでどう考えても渋谷の方が女にとっては有利だろう。
大阪のやり方は得体の知れないバカ男は避けられるかも知れないが、出会いの機会があまりにも狭い。捉えうる男の数も自ずと限られてしまう。
その点渋谷ならものすごい数の獲物がいるわけだし、女の方からモーションもかけられるし、黙っているにしても仕草でお目当ての男を引き寄せられる。
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