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古本屋日誌
2021-11-11 19:51:00
今日は文楽劇場で「ひらかな盛衰記」の大津宿屋から逆櫓までを見た。
一階にあった喫茶店は閉店していて無料の休憩所になっている他、「飲み物は一階でお願いします。2階の劇場には持ち込めません」てな注意をしていた。
600人くらい収容できる劇場だが、客の入りは三分の一くらい。前の一等席にかなり客が詰めているが後ろの二等席はかなり空きが目立つ。
徳川時代の狂言はどれもこれも、われわれからすると非常識極まりないもので、子どもの人権など全くない。親の勝手な都合ですぐ殺されてしまう。
当然感情移入できるわけない。
ただ「ひらかな盛衰記」は珍しく幼児を亡くした祖父の辛さや怒りが丁寧に描いてあって、共感できる作品だ。
大津の宿屋で幼い子と33ヶ所参りをしていた権四郎は、たまたま木曾義仲の遺児を抱えた一行と隣り合わせ、夜中に捕手が踏み込んで混乱する中子どもを取り違えて義仲の遺児を連れて逃げる。
自分の子供は結局義仲の遺児と思われて捕手に殺されてしまうのだ。
やがて権四郎の家に女がやってきて、「実はお宅にいるのはうちの子どもなんです、すみませんがお返しください。あと申し上げにくいんですがお宅の子供さんは殺されてしまいました、もういくら嘆いても子どもは帰っきません、早くうちの子どもを返してね❗️」てなことを言うのだ。
この言い草を聞いて祖父は激怒して「お前んとこの子も殺してやる❗️❗️」と包丁を用意するんです。
ここんところはよくわかるよなあ。
そのあとは訳がわからないけど。
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