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古本屋日誌

2021-11-09 16:34:00

先月は天王寺さん、天神さんと知恩寺で大規模な古本市があった。

大阪の古本市は100円均一コーナーが各店店舗とは別に必ず設けてあるが、京都はそれをしない。
これは京都人の特有のナワバリ意識のなせる技だと思う。
100均は参加店舗から持ち寄って作るのだが計算はどんぶり勘定だ。
一応「うちは1500冊出しましたよってに」とか申告はするものの、会期中に本が不足してしまうこともある。
そうなると「すみませんが、100均に本を新たに出してもらえますか❓」と伝令みたいに担当者が店舗にやってきて出さざるを得なくなる。
また売り上げの計算もちゃんとやろうとしたらめんどくさい。
京都の人は他人との境目をすごく気にするからその曖昧さが嫌なのだ。
それはそうとコロナ騒動前とそれを経た今回の古本市に違いがあったのか❓という問題がある。
自粛生活中は家にいる時間が増えた。普段は顔を突き合わすこともない家族が居心地の悪さを感じながら長時間空間を共有することになり、そこかしこに置いてある意味のなさそうな本がストレスの原因になった模様だ。
古本屋が呼ばれて
「なんぼでもかまへんよって持っていんでや❗️」との御用命で以前に比べて相当な量の古本が流通することになった。
天神さんの古本市では戦前、明治の英和辞典、和英辞典、国語辞典などがたくさん出ていた。また昭和20年代から40年代の厚冊の大学入試問題集もいっぱい出ていた。
この手の本はあんまり見たことがなく、今までは大事に家に保管していたお客さんが処分したものだろう。

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