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古本屋日誌
今日から天王寺さんで古本市。
早速行ってみた。
例によって大阪、岡山、奈良、滋賀、京都、兵庫、静岡、鳥取の古本屋が集っている。
岡山の「不死鳥ブックス」は大型のテントを4つも設営して300円均一で本の他にレコードを大量に販売している。
おそらく10トントラックで岡山から運び込んだものだろうが、10月とは思えない猛暑の中その労力を想像すると神々しくさえ思える。
新しい単行本や文庫本はない。かなり昔の本、例えば広辞苑の初版や筑摩書房や角川書店から出ていた日本文学全集の端本、古典文庫が目についた。
古本屋の交換会や客から買い取った本で通販にはなじまないものを出品しているのだろう。
通販で本を売るときに避けて通れないのが客が持ってくる通販向きでない本のことだ。
店舗なら50円とか100円で売れる本でも通販では売れない商材はたくさんある。
古本屋によっては無人店舗を設置して販売してさばこうとする店もあるんだが、聞いてみたら「せやなあ、日に千円とか二千円とかやな、でも盗まれることはないな。うちも盗まれたらやめとこおもてたんやけどな」
このあたりは悩むところだろう。
以前は神戸の口笛文庫や昼猫堂、広島の古本屋も参加していたが今回は参加していない。
初日なのでレジに行列ができている店もある。
ある古本屋のレジのすぐ横に写真を売っているコーナーがあって「これはすぐに勘定してください」とある。
写真を持って本を探したら写真が傷んだり、本のあわいさに紛れ込んだりするから、買うと決めたらすぐ勘定してくれということだろう。
見ていると写真を何枚か持った爺さんが、それを逆手にとってたくさんのレジ待ちの人たちを尻目にレジに割り込んで「写真やからすぐ勘定してくれ‼️」と言っている。
店の方は「ほんまは並ばんとあかんねんで、ようさん並んではるやろ。しゃーないから今回だけ特別にやったるけどな」と応対している。
爺さん、婆さんが傍若無人で恥知らずなのはどこでも見られることだよなあ。
無駄に馬齢を重ねて見苦しい。
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