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古本屋日誌
2021-09-21 20:22:00
並木書房からリエリーの「米軍から見た沖縄特攻作戦」が出た。
これまで日本側の特攻資料は出撃前の心境や覚悟、遺書、作戦計画しかなかった。
まあそりゃあそうだよなあ。
基地を発進してしまえば、帰ってくることはなかったんだから、具体的に米艦船にどう挑んだのかはアメリカ側の資料にあたる他はない。
これまでも正規空母バンカーヒルが特攻攻撃で大損害を受けたことに関して「特攻、空母バンカーヒルと二人のカミカゼ」が出ていて世間をあっと言わせた。
今回はさらに沖縄戦全体での特攻攻撃が米軍に与えた打撃や作戦の詳細が示されたので、興味が尽きない。
米軍は沖縄に侵攻するにあたりレーダー網を張り巡らしたのだが、洋上にその中継地点を設け駆逐艦などを常駐させていた。
このレーダーピケットはさっそく帝国陸海軍の察知するところとなり、連日激しい特攻攻撃を受けた。
レーダーピケットに配置された艦艇の3割に被害は及ぶのだが、その戦闘日誌の収めてある本書で注目すべきは特攻をせずに爆弾を投下する飛行機がかなり多いことだ。
これはそういう任務を与えられたベテランパイロットがいたということなのか、それとも怖くなって爆撃に切り替えたということなんだろうか?
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