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古本屋日誌

2021-09-14 20:54:00

文藝春秋から先日ブレグマンの「希望の歴史」が出た。

人類は人懐っこさや優しさを進化させることで競争に打ち勝ち今日があるとする論考だ。

大東亜戦争のギルバード諸島、「マキンの戦い」が取り上げてあるのが目を引いた。

ここは帝国陸軍が玉砕した島だよなあ。

ところがプレグマンによれば上陸作戦に従ったアメリカの兵隊で実際に発砲したものは2割にもみたなかったという。上陸後の夜襲で一時アメリカ軍は大きな損害を出すのだが、その原因は敵に発砲しなかったからだというのだ。

また空襲の話も興味深い。

第二次大戦中、ドイツは連合軍の激しい空爆にさらされた。一般市民を狙った爆撃が実施されてたくさんのドイツ市民が死んだ。
しかしパニックも起きなければ、大きな混乱もなく、かえって人々は助け合い互いに気をつかうようになった。

つまりは人間はホッブスのいうような性悪ではなく、もともと善良になるように進化してきたというわけだ。

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