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古本屋日誌

2021-07-26 18:36:00

柴崎友香と岸政彦のエッセイ「大阪」が河出書房から出た。

岸は立命館の社会学者だそうだ。

この本で岸は大阪の大衆が何気ない時にポロリと部落差別や寄せ場への偏見、朝鮮人への差別的言動をこぼすことを書いている。

部落差別については同僚とタクシーに乗って行先に部落だった地名をあげたら運転手は「あそこは普通の人が行くとこちゃいますよ」と言ったとある。

確かにそういうことを何かの折に言ってしまう人は大阪にもいるよなあ。

ただ京都はもっとはっきり人前でも憚らずそういう言動をする人がいる。

京都の人は祇園祭の町衆であり、つまり洛中のほんのわずかな地域に住んでいることに誇りをふかく抱いていて、そうでないと地域の人々におかしな優越感を抱いていることは井上章一が縷々書いている。

ただ京都はその反面プライドの表明として町屋をいつまでも保持したり、祇園祭などの祭礼に気合を入れたりとポジティブな側面を持っている。

料理にしてもにしんそばなんかどこがうまいんだろう。あんなものちゃんとした魚が運搬手段がないために京都に持ってこられず、やむなく作った間に合わせのしろものだよ。

全くうまくない。

しかし京都の方々はそれをありがたがっていまだにお召し上がりになるんだからすごいプライドだよ。

翻って大阪はどうなのか❓

それなりに差別意識は旺盛だがその反面のプライドはないのかな。

うちの近所では伝統的には鮒料理が食べられていた。よく聞いたのは鮒の昆布巻なんだが、今それを食べてる人て果たしているのだろうか❓

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