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古本屋日誌

2021-06-30 13:40:00

味の好みはすぐに変わってしまうものだ。

大阪でもほんのわずかな間に食べられなくなってしまった料理がいくつもある。

とりわけ気になるのはうどんだ。

まず現在はさぬきうどん全盛で四角い切り口で歯応えがすごくあるやつばかりになってしまった。

以前はいわゆる大阪うどんで切り口は丸く、弾力はあるがしなしなしたうどんでよく出汁にからんだよなあ。

「あのなあ、円あるうなっとんのはな、喧嘩しやんと仲ようせえよゆうことなんや」と言われていたから、それが今は四角い。喧嘩してもええという話ではないし、好みなんかすぐ変わってしまうのだ。

その上食べ方も変わってしまった。

少し前までは残った出汁に必ずご飯を入れておじやのようにして余さず食べていたが、いつの間にやら絶滅してしまった。

ご飯を入れた当初は米の味がしっかりしているし、それなりの咬みごたえも残っているのだが、次第に米粒が出汁を吸いしなこうなっていき、最終的にはほとびてしまう。

その味や食感の変化を楽しんでいたのだが、皆さんやらなくなりましたよなあ。

見栄えがしないのを気にしているのだろうかね。

小田巻も食べなくなったよなあ。

茶碗蒸しにうどんを入れたやつなんだが、蒸した卵のプリンのような感じと好対照なうどんの食感が魅力的な食べ物だったのにね。

ラーメンももともと醤油ラーメンだったのに、このところ圧倒的に豚骨になってしまった。
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