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古本屋日誌

2021-06-04 19:17:00

加藤典洋の「9条の戦後史」を中公新書から出た。加藤は数年前に亡くなっていてその遺稿をまとめたものだ。

冷戦の高まりを受けてアメリカは日本の再軍備を強く求めたが吉田茂は頑なにこれを拒んだことはよく知られている。

重光葵などは再軍備をして軍隊を持った上でアメリカと条約を結び直して駐留軍の撤退を求めようとしていた。

世界情勢も朝鮮で戦争が勃発し日本国憲法の掲げる理念など空理空論であることは明らかで、それにもかかわらず吉田の再軍備を拒む姿勢は不思議だ。

これに関して加藤はどう判断しているのかが読みどころだ。

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