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古本屋日誌
2021-04-28 13:36:00
厚切りジェイソンが日本語をネタにあれこれ漫談をやっていたよなあ。
その中に、例の「悪いことをするときは手を染めるなのに、やめるときはなぜ足を洗うて言うのだ‼️WHY‼️Japanese people⁉️」がある。
確かに悪事を始める時に「手を染める」と言うけれど、別にそれは悪いことに限定しているわけではなく、何かを始める、手をつけるときはよし悪しに関係なく「手を染める」を使う。
それにそもそも「手を染める」ではない。
「手を初める」だ。
「そめる」は「染色する」なんかではなく「初める」なんだよなあ。
「食い初め」とか「なれ初め」とか「出初め式」「まだ上げ初めし前髪の林檎の下にありしとき」とかいくらでもあるだろう。
それはさておきこの「手を初める」は昔からあった表現ではなく昭和の初めくらいが起源で私の見たところでは昭和19年に刊行の食満南北の「大阪の鴈治郎」には使用されている。
それに対して「足を洗う」はずいぶん昔からある表現だ。
新町遊郭の大門の内側には年季が明けたり、うけだされたりした遊女がここを去る際に必ず足を洗った井戸があった。一つの通過儀礼として見るべきものだろうし、すでに徳川時代には「足を洗う」が日常に定着していたことがわかる。
その伝統が受け継がれて、西区の小学生は登校とともに毎朝トイレの横にある長〜い洗面台に、裸足で上がり込んで「今日から真人間になります‼️‼️」と絶叫すると言われているとか。
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