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古本屋日誌
2021-04-25 17:53:00
橋爪節也が去年創元社から「大阪百景」を出した。
大阪にまつわる様々な事象をあれこれ論じた本でまあまあ面白い。
その中で大阪人にまつわる俗説の一つがとりあげてある。
それは「大阪のおばさんは豹柄の服を着ている」というもので、テレビがよく面白おかしく取り上げる。
しかし東京と大阪で実際に豹柄の服を着ている人を大量にサンプリングして調べたところ大阪は3%くらい、東京は4%あまりでむしろ東京の方が多かった。
橋爪は大阪人が自身に対して加えられる否定的コメントやステレオタイプに腹を立てることなく、むしろ積極的に肯定してしまう傾向を嘆かわしいと論じている。
しかし大阪人が自虐的に自らへの批判を肯定するのは、保身のためでしょう。巨大な、力を持った相手に媚を売って認めてもらおうという庶民の知恵なわけだ。橋爪はそこがわかっていない。
私自身も予備校の講師をしていた頃、東京の校舎に派遣されて現代文の授業をすることがあったが、生徒は大阪から来た先生なんだから必ず金の話をするぞ‼️てな感じで待ち構えていた。
そんなもんするわけもないし、俺は取り立てて金儲けに興味があるわけでもない。
しかし教室中に弥漫するおかしな空気に飲まれて「大阪ではな、幼稚園でみんなな、前垂れをかけて『ようおこし‼️‼️』と合唱するんや、覚えとけよ」てな中島らもの受け売りを言ってしまったことがある。
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