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古本屋日誌
2021-04-13 14:35:00
雑誌「ミーツリージョナル」が最新号で新世界、西成の特集を組んでいる。
貧乏人の多い街は飲食店も適当で商売できることは言うまでもない。
また居酒屋は酒で儲かるからつまみに工夫を凝らす店は非常に少ない、これも間違いないことだよなあ。
貧乏であると、味にまでこだわる余力が労働者にはないし、そもそも幼い頃からちゃんとしたものを食べていないこともしばしばだ。つまり味覚が発達していない。
だからいい加減なものを提供して、それなりの金をとっても文句をいわれない。これでちゃんとした店が育つわけがない。
西成や新世界にも当てはまることは言うまでもない。
ただ新世界の蕎麦屋「更科」なんかはうまいし、何度でも行きたいわけで、どんなものにも例外はあるからそこを追求しているとしたらありがたい雑誌だよなあ。
この雑誌には岸政彦のコラム「大阪人になりたい」が載っている。
今回のは大阪の人間といってもオモロイ人もいれば、おもろない人もいるわけで、それがマスコミのイメージ戦略で大阪の人はオモロイなどというステレオタイプが出来上がってしまっていることを論じている。
なんでも岸の先輩はみんなの間でオモロイやつだと評判のお方なんだが、ある日夜中の3時にえらい泣いている。
岸が心配して尋ねてみたら、「俺はほんまはおもろない奴なんや‼️しゃーのに、はたが大阪の人間はオモロイ、オモロイに違いないゆうから、無理してオモロイことゆおうと頑張ってきたけど、それが辛うて、辛うてー」などと言う。
岸は夜中の3時にアホなことゆうて泣いてる先輩は心底オモロイと思うのだが、もちろん口にすることはない。
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