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古本屋日誌

2021-03-16 16:49:00

職業によって人格に影響が出る。

農業や牧畜を生業にしてる人は陰鬱だ。いくら頑張っても天候の異変でせっかく丹精した作物がパーになってしまうことがしばしばあるのだから厭世的にもなろう。

旋盤工は手に職があるからどことなく自信にあふれていて「めんどくさなったら辞めたらええ」てな楽天的なところがあるよなあ。

塾の先生はかつてはやる気のない人がしばしばいた。何回も逮捕されてやさぐれてる元活動家とか受かりもしない司法試験を受け続けているバカとか、ちょっと有名大を出ているけどドロップアウトして放心している生活不適合者とかだ。

古本屋はどうだろうか。何代目かの古くからの主人はのんびりしてる人が多いなあ。同じやり方で商売をして生活していけるわけだから当たり前だ。

自分で古本屋を始めた店主は一攫千金を願ってる人が多いな。何かお宝めいたものがないかとチャンスをうかがってる。

でも流通している本にお宝はない。なかなか果たせぬ欲望に身を焦がして欝々として楽しまないとなる。

ただ初代でもマニア上がりの人は別ですね。かなり、楽しそうだ。

「古本屋になったら自分の好きな本人出会えるチャンスが増えるやろ思たわ」

これは確かに叶えられる願望です。


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