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古本屋日誌

2021-02-22 13:13:00

講談社現代新書の定方晟の「須弥山と極楽」は昔から人気のある本だ。また定方は今月インド仏教の世界観を図解した本を出すようだ、これも面白いに違いない。

さてこの「須弥山と極楽」は仏教のとてつもない巨大なスケールの由旬という価値観を視覚化して説明した本で、分かりやすさに感動する。お客さんからのリクエストも非常に多いが「1刷のものはないかなあ❓」というお方もいらっしゃる。

この本は現代新書の刷新に伴い、群青色のカバーに変更になったのだが、その前は長らく例のクリーム色のカバーだった。

昭和47年の初版時、果たしてどういうスタイルだったのか、よくわからないがひょっとして帯があったのかもしれないし、まあないとは思うけど何か特別な仕掛けがあったのやもしれない。

「私は初版は見たことがないし、わからないんですが、何か特別な仕様なんですか❓」

「いや、普通の現代新書のスタイルで、帯があったかもしれない、とにかく探してくれや‼️」とのことでした。

まもなく初版は入手でき、このお客さんにお売りしたんですが、特に変わりがあるようには見えませんでしたし、帯もその本にはありませんでした。

いずれにしても初版が手に入るのは極めてレアで、このお客さんは前世にどんな徳を積まれたのだろうか、けなるい限りだ。

確かに朝日新書や中公新書は10万部を超えた本にはスペシャルなカバーをつけていますね。また新潮文庫や角川文庫も初版だけカバーの背の色を変えている本があります。

私の大の好みの洲之内徹の「気まぐれ美術館」は初版だけ白い背表紙になっていて、それ以降は浅い茶色ですし、角川文庫の横溝正史は初版からしばらくは例の白い背表紙ですね。

こちらはマニアの方が集めていらっしゃってプレミアがついています。



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