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古本屋日誌

2021-02-04 00:30:00

昨日は奈良県立美術館に嫁と出向いて「広重江戸百景」の展覧会を見た。

前期と後期に分けてこの美術館が所蔵する120点に及ぶ「百景」全品を展示する。

小暗い館内で、ゆったり浮世絵を見ていると情緒があるなあ。

ただ以前「東洋陶磁美術館」でみた「浪花百景」と比べるといささか奥行きや陰影が感じられない。

奈良公園は以前とは打って変わって観光客はまばらで東大寺の南大門前にずらりと並んでいる土産物店もほとんどしまっている。

鹿は観光客が少ないので稀に鹿煎餅を買う人が現れると大挙して押し寄せ、「早くれ‼️」と言わんばかりに頭突きをしてくる。

寒風の中煎餅を売るおばさんの話では「ドングリはようさんやってるし、腹が減ってるわけやないやけどね、ほら、まるまるこえてまっしゃろ。」
「あれですな、スィーツは別腹みたいなもんでしょうなあ」

興福寺の寺域から芝生の公園に続くところにある横断歩道の真ん中に牡鹿がでーんと構えて動かない。両側から車がつかえている。

クラクションを鳴らしたりせずに、横断歩道の手前で車を止めて渡り終えるのを待っている。

しかし鹿は悠然と構えて道の真ん中に居座っておられます。

嫁が鹿煎餅を手にしてブンブン振って「さあ‼️‼️こっちへ‼️」と誘導しようとするがそれでも動かない。でも車は静かに待っている。

素晴らしい。


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