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古本屋日誌

2021-01-23 14:46:00

今日で京橋のツインでの古本市は終了だ。最後の開催なので行ってみた。

はんのき、一冊堂、池崎書店、栞書房、シアルなどが参加している。

最終日だからといってバーゲンになっているわけでもなく淡々と時間が過ぎていく。

大阪の古本市はどんどん少なくなっている。以前はこのツインに加えて弁天町、天満橋のマーチャント、阿倍野のアポロビルなどでも開催されていたし、いろんな百貨店の催し物会場でも古本市があった。

しかしいちいち重たい本を会場まで運び込み、セッティングして販売し、1週間足らずでまた撤収しなければならない。

その手間にあうほどの売り上げはないから衰退するのは当然だ。

しかし街中にはいくらでも古本屋はあるし、むしろそこでゆっくり本を選び、読んで買うのが正常だと思う。

1981年当時京都大学の教養部で日本国憲法の講座を受け持っていたのが川口是だ。

自らの著書「日本国憲法論」をテキストに安保条約や再軍備の問題点を指摘する講義をしていた。その流れで1982年には共産党の推薦を受けて京都府知事選に立候補したが落選した。

その「日本憲法論」にベトナム戦争の記述がある。

ベトナム戦争真っ盛りの頃、沖縄の嘉手納基地などからB52戦略爆撃機が北爆に出撃していた。

国会で野党は「沖縄からの爆撃は戦争行為だからベトナム側から反撃されて沖縄が攻撃されることがあるのではないのか❓」と質問していた。

政府自民党の答弁は「一般的にそれはありうることだ、ただベトナムは遠いから実際問題として沖縄の基地まで攻撃を加える能力はないと考えている」というものだった。

川口はこの答弁に対して著書で「これでは日本の安全は距離の遠近にかかっていることになってしまう」と批判していた。

しかしこれは批判になっていない。

まさに日本の安全は敵との距離にかかっていて、当たり前のことだろう。

そもそも戦争はすべてそういうものだ。

敵の戦力、能力を見極めた上でどういう手段で攻撃していくかを判断していく。

北ベトナムに肩入れする中国やソ連が戦略爆撃機やミサイル、原潜で沖縄や本土の基地を攻撃する可能性はあったがその可能性は低いと見積もられていた。

日本政府は当時戦争に必要とされる判断を正しく下していたことになる。




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