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古本屋日誌

2020-11-25 21:47:00

松尾匡が講談社現代新書から「左翼の逆襲」を出した。

松尾は立命館の先生なんだが、既存の左翼が安倍政権に有効な反撃を打つことができず、7年もの長期政権を許したことを問題視して、自ら左翼3.0と称して新しい変革のビジョンを提案している。

要するに緊縮財政ではなく、安倍政権の1年目にやったような金融緩和を推し進める話だ。

その成否はさておき松尾は国が赤字国債をジャブジャブ発行しても円が暴落し、ハイパーインフレなどが起こらないことをスーパーとその従業員を例えに出して説明しているのは面白かった。

スーパーが日本の国でその従業員が日本国民だということになっていて、スーパーは従業員に現銀ではなく自分のスーパーでだけ使える商品券を給料として与える。

松尾はスーパーは商品券をいくらでも作ることができる、その原資が社員が商品を買うときに払う商品券ではないことを強調する。つまりスーパーは何もないところから金を作り出せるというのだ。

この話でつまりわれわれが国に払っている税金が国家予算の原資ではないことを言いたいわけだ。国もスーパー同様何もないところから予算を作り出すことができる。

ではなぜ意味のない税金を取るのか❓

それは大衆のもとにいくらも金が溜まっていき、その金で様々なものを買おうとするわけだが、その需要に生産が対応できなくなるのを防ぐためなんだという。

マクロ経済学のイロハはさておき松尾は金融緩和を推し進める大きな政府を作る方向を模索している。

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