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古本屋日誌
2020-11-16 16:25:00
本が好きでいつも読んでいたいと思い、仕事なんかしている場合ではないと思っていた連中は多い。
「本の雑誌」グループのようにミニコミを作って喫茶店を回り歩いておいてもらって広げていったおかしな輩もいたが、実際はそこまでの根性はないし、本を読み解く力も心もとない。
知り合いの古本屋の親父に「大学でたら就職はやめて古本屋になろうと思てんねんけど」と相談してみたら「古本屋はお勧めできかねますな。せっかくええ大学いってんねんから会社に入ったほうがよろしいで」と諌められて若気の至りを慎んだ人はかなりいる。
ただ定年を迎えてそれなりの蓄えもあって、年金もあるような男女がこのところあちこちで古本屋を開業している。
「こんな店舗で、狭いし、大阪やからなあんまり売れへん。中央線の吉祥寺あたりの古本屋なんか盛況やのになあ。もう少し大阪の人も本をこうてもらいたいもんやな。」とぼやきつつも
「ずっと高校で英語教えてきたから、年金もあるからな。せやし、この店でそないに売れんかてやっていけるねん。もし年金がなかったらこないなことやってられへんわ」と落ち着いている。
定年後の長い老後の時間をどう過ごすか、暇を持て余すことのない手段として古本屋の開業も一つの手である。
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