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古本屋日誌

2020-10-31 09:40:00

元町で古本屋を営む戸川昌志の書いた「古本パンチ」にはせどりの話がある。

戸川の店にやってくるマニアの中には彼の店で買った本をネットオークションに出して利益を上げる客もいる。

戸川は「マニアのほとんどは、好きな本は保存状態や帯のあるなしにこだわっておんなじ本を購入して、いらない分は転売している」という。

「1000円の本をこうて、3万で売ったとかいうのはあれだけど、1500円で売ったとかそういうせこい話ばっかり、そんなのは全然気にならない」という。

私も通販でいろんな古本屋さんから注文をいただくこともあります。それはやはり全く気にならない。


ただそれは戸川の言うような理由からではない。


俺が付けた値段でこうていただければ後はお客さんが読もうが売り飛ばそうがわたしはなんの興味もない。利幅が何百円なのか何万なのかも興味がない。

ただ戸川はせどりの利益が大したことないから気にならないと言うのだが、古本屋の商売は1冊売ってその程度の利益しかないものなんだけどね。みみっちいといえば誠にその通りなんだけど、その程度の利益を確保するために日々精進しているわけだ。

そう考えると戸川は男らしいやつだよなあ。

知り合いの古本屋の話では「俺はな、自分の店で扱うてるジャンルが80年代の若者向けの雑誌や写真、スチールなんかやから客や市場から関係ないもんを手に入れたらいらんやつは適当に値段つけて店に出すけどな」とのことだ。

これは昔ながらの古本屋のシステムだ。それでも売れなければ市場で売るか、面倒なら処分してしまう。



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