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古本屋日誌

2020-09-18 16:14:00

清風堂から森田敏彦の「兵士の碑」が出た。
日清日露から大東亜戦争に至る「忠魂碑」や慰霊碑を大阪府下を博捜した労作だ。

巻末には300を超える碑のタイトルや所在地が一覧になっている。

興味深いのはアメリカに占領されていた期間、通達で新たな忠魂碑などの建設が禁止された。また既存の碑でも、学校にあるものは撤去、公共用地にあってしかも明白に軍国主義的であるものは撤去が通達された。

これに基づいて小学校の敷地にあったものは地中に埋められたりした。

公園や墓地にあるものは、通達によれば「明白に軍国主義的」でなければ問題がないはずなんだが、そこはなんでも忖度するのが大好きな日本人のこと、さらに慮ってしまった。

公園や墓地にあって碑文は大きく「忠魂碑」と書いてあるだけのものもどんどん撤去して地中に埋めてしまった。

昔から日本人は長いものにまかれろと忖度がお上手だったんですね〜

しかし「忠魂碑」がずっと地中に埋もれていたかというとそんなことはなくかなり経ってまた掘り出されて今は立派にそびえているということも書いてある。



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