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古本屋日誌
2020-09-14 16:30:00
古本業界の雄「ブックオフ」はこのところいい本をたくさん扱うようになっている。
以前もそれなりにいい本を持っていたが、我々市井の古本屋の方が問題なくレベルの高い本を持っていた。
しかしコロナ騒ぎを経てみなさんの足は小規模な古本屋よりも大きな店舗を構えるブックオフに向いている。
自分が探している本を見つけるのはネットの検索が断然便利なので、古本屋にわざわざ出向くのは暇つぶしとか、昔からの人間関係に引かれてということになる。
コロナのバカげた自粛騒動でそもそも出歩く機会が減少して、「行くならディスタンスの取れる大きなブックオフかな」となってしまった。
いい本をたくさん抱えている老人層はとりわけ縮み上がって今までは足を運ぶこともなかったブックオフに行くようになり、行ったら行ったで、なかなか面白い本もある。店が広いので時間つぶしにも好適だ。
「もうついでに要らん本もここで売ってまうか‼️」となってブックオフはこれまでにない良書を手にすることになっている。
ところが街の古本屋はもう一つ危機感がない。「コロナでな去年よかえらい売り上げ落ちてもうて給付金申請したらすぐに100万くれたわ」とか「コロナでなえらい通販が儲かってな」みたいな呑気な話をしている。
客が通販に流れていて、もう店舗に帰ってこないということはそもそも店舗を構える意味が失われたということだ。
客は嬉々として大規模なブックオフに行って本を買い、なおかつ本を売ってしまうわけだから、実は大変な地殻変動が生じていることになる。
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