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古本屋日誌

2020-09-10 15:50:00

ネットが普及して古本の値段は全国均一化が進み、その値段を著しく下回る、上回るような値付けは姿を消しました。

今は勉強に励んでその均一価格を確かめて値段をつけている古本屋が増えています。
まあそれがいいことなのかどうか、よくわかりません。

店舗を昔からやってるような老舗の古本屋なら、いつも定期的に本を売りに来てくれるありがたいお客さんが何人もできます。お客さんは読んだ本を売りに来てついでに店内をぶらぶらしてまた買ってくれます。

店の場合、通ってくれる顧客の居住範囲は大してて広くありません。全国的にレアな本で、高値がついているとしてもそもそも欲しい人の数が限られているから出版社も重版をかけないわけですから、求めている人は限定されます。通販なら居住地域なんかに関係なく買ってもくれますが、店舗のある地域の客など知れたものです。だから店売りではなかなかレア本も売れません。

そういうこともあって客がいい本を売りに来ても大体は安く値付けをして買取り、また大して上乗せすることもなく販売します。取り立てて全国均一価格など見ません。そういう売り方をこれまではしてきました。

ただこのところは古本屋が勉強して全国均一価格を知ってそれに合わせた値付け、買取をするところも増えているように思います。

ただまあそれはめんどくさいことでもあります。第一全国均一価格の勉強をしないといけない。この値段は自分がこれまで経験で身につけているそれと著しく乖離していることもあって、寂しくなることもあります。

また高い値段で買い取ってしまうわけなので、店では売れない。通販で販売することとなり、梱包から業者の手配、カード決済やら何やらかんやらで、ややこしさが増します。

もちろん現在もそういうトレンドに無関心で「俺んとこは店であるんやさかい安うでええんや」と尋常でない安値で販売している店もあるだろうとは思います。

面白い本に興味があってよく読んで勉強して古本屋に売りにきてくださる。また古本屋もそれに応えてさらに興味深い本をお客さんの来店に備えて準備しているてな感じの幸せの循環のようなお店、街があるものです。

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