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古本屋日誌
うちは特に倉庫を持っておらず、自宅に在庫を保存している。在庫は文庫本が大半、あと単行本で2400くらいだ。
当初は在庫は700くらいだったので、壁際に設置した7段の本棚数本に収納していたが収まりきれなくなり、現在は作業部屋の床に並べている。本は木材なので相当な重量があり、壁際だけに積み上げると床に不均等に負荷がかかって家が傷むもとになってしまう。
それで床に横並びで背表紙が見えるようにしてあるのだが、どうしたことか本同士の表紙がくっついて癒着して剥がれなくなるケースがある。
特に講談社文庫とちくま学芸文庫は相性がよく、しばしば癒着してしまう。
もともときれいなカバーなのだが印刷の黒いさや赤や様々なインクがマダラにカバーに付着してしまう。値札を剥がすときに使う揮発性の溶剤で取り除こうとすると、それなりに落ちることは落ちるのだが、元から本に印刷してある文字まで溶かしてしまうために印字が薄くなってしまう。
それはそうと古本屋の最大の問題は注文のあった本をいかに速く見つけ出すかだ。一応客からこうた順番に並べてあって、パソコンには購入日を一覧にして見れるように、検索もかけられるようにはしてある。
注文のあった本はいついっかこうたのか覚えているものもあってそれはことが早い。
しかし全く記憶のない本も数多くあって、まずパソコンで検索して、何月何日に客からこうたかを調べる。それをもとに検討をつけて探して、それでも見つからないものは購入日の細かいデータ、ほかにどんな班を購入しているかを調べる。毎日30点以上は仕入れているからとうてい全部覚えることは不可能だが、馴染みのある何冊かの書名を暗記して探す。
それでもなかなか見つからないことがあり、イライラしてしまう。
なぜ見つからないのかその理由が分からないのでイライラがつのる。
①本当はあるのに注意力散漫で探し当てられない
②別の本を間違えて登録してしまっている。(新潮文庫の「死の棘日記」を間違えて「死の棘」で登録しているとか)
③本当は上巻だけが在庫であるのに間違えて下巻を登録してしまっている。
④もともと在庫はあったが、セット販売するためにまとめた、そのセットが売れたのに登録の変更をしていなかった。
⑤神隠しにあい、探しているときだけ出てこない。普通に本棚を眺めている時はすぐに見つかる。
などが理由として考えられる。
さて1番多いのは何番だと思われますか?
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