Welcome

古本屋日誌

2020-08-24 16:24:00

ヨシタケシンスケの絵本は人気がある。

子どもにはちょっとわかりにくい話もあるが絵が可愛いし、いろんな考えを思いつかないような絵にして示してくれるところに、子どもも新鮮な感動を受けるのだろう。

「ぼくのニセモノを作るには」には幼い頃から小学3年の今に至るまで、変わらない自分があることが大きく1ページを使った視覚化してある。

また人は頭の中で人には言えないよからぬことを考えていたり、自分に心地よい理想の形をあれこれ思い描いたりしているのを映像化している。

実は人の内面が十人十色で自分だけの独自の世界だとの主張の前のページは動物園の絵になっている。

そこではライオンやワニが「食べるんだったら、どの人間でもおんなじだな…………」てなことを思っている姿が描いてある。

これはなかなかコントラストが効いていて、人の個性てそれぞれだよね〜と人間関係に疲れたわれわれを癒してくれるわけです。

まあ確かに三つ子の魂百までというのはあるかも知れないし、それなりに個性的な人もいるだろう。

でもどんどん人は変わっていってしまう。顔も変わるし、やっていることもそうだし、考え方もどんどん流されていってしまう。
個性や人との違いはあんまりないよね。ほぼ幻想でしかない。

このあたりのこともそのうちヨシタケシンスケは表現してくれるのではないかと予想している。

iPhoneから送信