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古本屋日誌
2020-08-17 10:20:00
ぴあからテレビアニメ「じゃリン子チエ奮戦記」が引き続き刊行中だ。
この中にテツがまむしの通の食べ方だとしてひらめちゃんの前で見せる食べ方がある。
要するにまむしに乗っているうなぎをひとまずよけておいて、出汁のかかったご飯をぱくついて、終わってからおもむろにうなぎを食べるというものだ。
これは藤澤桓夫が作品の中で書いていた食べかただ。藤澤のは金持ちのええしが、店でまむしを注文して店では出しのしゅんだご飯だけを食べて看板のうなぎはつつまして家に持って帰る展開になっていた。
これはまむしの場合看板のうなぎだけでなく、ご飯の中にもうなぎがサンドしてあるので、こっちは店でいただいて、表面に見えているうなぎは家でまたご飯にサンドして食べようと思っているわけだ。
うなぎの食べ方としてはサンドした方が美味しいと考えているわけで、ケチということではなく、合理性を追求する姿勢だと考えたい。
それにしても「じゃリン子チエ奮戦記」は相変わらず愉快だ。
チエが大金の入った財布を落とした話がある。
テツは手下のヤクザ2人とお好み焼き屋のおっさんを集めて財布の捜索を命じるのだが、「ええか、お前らよう聞けよ。財布が見つかっても大騒ぎしたらあけへんぞ。こっそりわしに『見つかりました』ゆうんやぞ。」不審に思ったヤクザがそのわけをたずねたら
「そんなもん、財布探してること、チエに知れたらチエを傷つけることになるやろ。そこは何もなかったようにしたるのがええんや」てなことを言うのが面白い。
そうなんだよなあ、大衆て変なところが実に細やかなんだよなあ。
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