Welcome
古本屋日誌
2020-06-28 11:57:00
東京書籍から「くらべる京都」が出た。横長の写真集で京都の様々なトピックスをそれぞれ2枚の写真と解説出た比べてみようというもの。
冒頭は壬生寺にある応仁の乱の時といわれる刀傷🆚三条大橋にある池田屋騒動の際のそれ。
まあお堂や擬宝珠に傷があるだけなんだが、京都人をおちょくる時の「こないだの戦争はえらいこってしたなあ」が応仁の乱を指しているにちなんだもので面白い。
この本の白眉はなんといっても四条大橋から捉えた西詰の「東華菜館」の夜景だ。
一階から最上階まで、それこそ全フロアー、全室にこうこうと明かりがともり、暮れなずむ遠景をバックに神秘的な魅力をたたえている。
うどんのページでは生姜を添えたあんかけうどんとたぬきが比べてある。
京都のたぬきはあんかけうどんに細切りの揚げをのせてあんかけにしたもの。
なるほど、京都のきつねは細く切った薄揚げをうどん台で味わうもので大阪のきざみによく似ているなあ。大阪のきつねみたいな甘く炊いた揚げを乗せるのは「甘きつね」というそうだが、もともと大阪のきつねは丼池のうさみ亭松葉屋の先代が考案したものだ。伝統的には京都のきつねが大阪でも食べられていたのだが、忙しい商売人にはきざみでは物足りない。腹持ちもいいように甘く炊いた揚げを乗せたきつねがヒットしたわけだ。
iPhoneから送信