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古本屋日誌
神戸の西に「ふらり堂」というリュースショップがあって古本もたくさん扱っている。
ここのブログも仕入れがあった時の模様があれこれ細かく書き込んであって面白い。
なんでも去年の11月末にはダンボールで150箱を超える出張買取があったし、その直後にも何度も35箱や40箱の買取も続いたそうだ。
ブログにはお客さんの許可を取って買い取った本を縦に積み上げた、巨大な本のタワーが林立するさまが誇らしげに掲載してあって圧倒される。
なんでも三階から下さなければならず、大変だったとか、作業開始時は気温は2度しかなくブルブル寒かったが、作業しているうちに暑くなった、終了時にはさすがに肩がバキバキになったのだそうだ。
あれですね、150箱の本というのは私がかなり前に宿替をした際と同じで、もちろん業者に運搬を依頼しているので、自分では箱に本を詰めただけなんですが、それでももう嫌になりましたし、埃まみれにもなりました。
私なんかはもうそれだけで「二度と宿替なんかいやや〜」となってしまいました。
でも古本屋の仕事は宿替が毎日毎日で、梱包から運び出し、倉庫への搬入まで全て自前でやるわけですから、想像しただけで怖気づきます。
これはもう職業倫理の問題ではないでしょうか❓世間さまのお役に立てるように粉骨砕身がんばるのがおとなというものだ、骨身を惜しまず、しんどい思いをすることが仕事なんだ、お金を大事にするのは厳しい仕事に耐えたという証であるからだというやつで、宇野浩二が「大阪」の中で縷々述べていました。
でも考えてみたら商売はだいたい同じようなもので八百屋にせよ果物屋にせよ朝早うから卸売市場に出かけてええもんを競り落として、重量にもめげずに店まで持ち帰り、お客さんのお眼鏡にかなうように美しく整えてお出しする。
商売の街大阪は極めて因習的な職業倫理に忠実な街なわけですよね。
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