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古本屋日誌
2020-06-01 12:21:00
2016年に河出書房新社からでたアロンナ・カリンの「あなたの体は9割が細菌」がよく売れている。
すでに11刷、2200円と高額にもかかわらず大したものだよなあ。
このところのゼロリスク中毒の連中への筆誅として読まれているのではなかろうか。
人体は実は細菌やビールスとの共同体で、決して人間だけが独立して存在するわけでないことを説く。
これまでも猫の糞の中に含まれているヴィールスが糞しの片付けをする際、傷口から体内に侵入してネコ科の動物への警戒心を失わせるように作用することは知られていた。
つまり猫好きの人がサファリパークやンゴロンゴロ国立公園に出向いたら陶然として無警戒にライオンの群れにわれと我が身をさらすことになるわけだよ。
この本には肥満の話があって、ものすごく食べるのに太らないギャル曽根みたいな人もいれば、そんなに食べてないのにすぐお肉になってしまう人もいる謎のことだ。
食品にはカロリー表示がされていてどの人であれ食べれば同じだけのカロリーを摂取してしまうと考えがちだが、そうではなく大腸に住んでいる細菌のタイプによって食品から引き出されるカロリーは違うというのだ。
効率の良い細菌なら通常のに比べて2パーセントあまり多くのカロリーを提供できるそうで、たかが2%と侮るなかれ、これが1年続けば体重では10キロを越える差がついてしまう。
まああれですね、呼吸を司るミトコンドリアも太古の昔に取り付いた細菌であるし、光合成のクロロフィルもそうだというのは教科書で習いましたから調べが進めばさらにわれわれと細菌の共生ぶりは明らかになるんだろうなあ。
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