Welcome
古本屋日誌
2020-05-17 10:26:00
馬部隆弘の中公新書「椿井文書」は徳川時代末期の偽文書を利用して自治体が町おこしに狂奔するさまも事細かく記していて興味深い。
著者は長らく枚方市に勤務していたのでとりわけ北河内の伝説に関しての考察があり、王仁の墓、継体天皇宮跡、アテルイの首塚、枚方の七夕伝説などに関して徹底的に批判している。
とりわけアテルイの首塚については1975年ごろ夢枕に毎晩のように立つ人物を気にかけていた女が、河内国でアテルイが惨殺されたとの情報を得て、公園にあった塚状のものを祀ったのが始まりだと明らかにしている。
うーん、そうなのか、枚方市は市の歴史紹介などでよく引用してるんだけどね。著者は枚方勤務中に何度も「その伝承は根拠がないから、書くのはやめるように」と注意したと言うが、全て無視されたのだそうだ。
まあ枚方市としては観光資源として生かしたいとの目論みがあったんだろうけどね。
枚方市は朝鮮戦争の時枚方や香里園の造兵廠で戦車や砲弾を大量に製造し、片町線を使って戦地に送っていた歴史を隠蔽している。何か隠さなければいけない恥部のような扱いで腹立たしい。戦争をすることが何が悪いんだろうか。
平和ボケしたバカには何もわかっていない。
それにしても京都は由緒、来歴を捏造して観光資源化するのがうまいですよね。井上章一が書いている通り祇王寺とか寧々の道とか確信犯的にやってます。これは京都の連中の専売特許だと思っていたのに、実は大阪もそうではないかとなるわけです。
しかも京都に比べて下手。
iPhoneから送信