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古本屋日誌
2020-05-12 16:47:00
以前京都のある古本屋で仕事をしていたことがある。バカな匂いが著しい京都大学の近所だ。
岩波文庫のヘロドトスの「歴史」は人気のある本で戦争の細かい戦略が興味深いわけだが、ある日長身の学生がこうていった。1100円だった。
岩波文庫のヘロドトスの「歴史」は人気のある本で戦争の細かい戦略が興味深いわけだが、ある日長身の学生がこうていった。1100円だった。
ところが翌日またこの学生がやってきて「昨日のヘロドトスの本ですけどなんか安いなあ思て、いんでもてから確かめたら1700円でしたわ、せやさかい600円持ってきました」てなことを言う。
「あーせやったかいなあ、まあいずれにせよお客さんに1100円で売ったよってそれでかまへんでーその金は受け取りませんから」とゆうて帰ってもらった。
彼はその後もよく買いに来て、その愚かしい言動に違わず京都大学の法学部の学生だった。
それなりには勉強しているようには見えたが、4回の時になぜかドロップアウトして、京都の地下鉄の工事現場で働くようになった。
まあ会社に就職するとか、官僚になるとか、弁護士などになることを期待されている大学ではないからね京都大の法学部は。
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