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古本屋日誌
毎週土曜日に「朝日新聞」は書評を掲載しているが中には面白そうな本もある。
この間は呉座勇一が木下聡の「斎藤氏四代」を取り上げていた。
従来斎藤道三が独力で成し遂げたとされてきた美濃一国の切り取りは実は親子二代での達成であることや、斎藤義竜の治世は極めてスムーズでもし若死にしなければ信長による併呑には時間がかかったか、不可能だったと思われること、義竜が土岐家のご落胤などというのは江戸時代になって作られた妄説であること、道三がマムシと呼ばれるようになったのは実は坂口安吾の小説からであることなどが書いてあって驚かされる。
それはさておき、この本を手に入れるのは大変で今回の肺炎騒動で土日は大型書店がほとんど閉まっていて、ネットでの検索すら不可能になっている。
仕方なくAmazonで検索してみたらすでに新刊はなく、マーケットプレイスの古本なんだが7000円以上している。
ようやくジュンク堂の芦屋店で見つけて購入はできた。
なるほど朝日新聞の書評はそれなりに権威あるものだからこれを手引きにして本を買う人が、私も含めてそれなりにいることが予想された。試しに朝日新聞に載っている「斎藤氏四代」以外の本はAmazonでどの程度の値段になっているのかを調べてみた。
結果、呉座勇一の推している「斎藤氏四代」だけが高い値段になっていてその他の本は普通の値段で特にプレミアも付いていない。
ふーん、そうなのか。これは呉座勇一が書評家として人気があるためなのか、それとも歴史関係の、とりわけ戦国時代がらみの本は人気があるのか今のところはよくわからない。それにしても5月2日から6日まで、ジュンク堂はほぼ全店舗の休業をすでに予告していて、娯楽の殿堂である巨大書店でクルージングを楽しめないとは残念だよなあ。
おまけにどの図書館もしまっているし、みやこメッセの古本市もないし困ったものだよなあ。
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