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古本屋日誌

2020-04-12 11:51:00

新泉社から坂靖の「ヤマト王権の古代学」が出た。昨日の朝日新聞の書評で呉座勇一が取り上げていて、これは面白そうだとジュンク堂に出向いた。

今回の騒動で天満橋店を始めジュンク堂はかなりの店舗が閉店しているし、紀伊国屋も梅田本店が休んでいる。仕方なく梅田本店に出向いて購入、一読してみた。

例の、大阪市歌にもある仁徳天皇の故事、民のかまどから煙が立っていないのを眺めて租税の徴収を免じたというやつなんだけど、坂によると五世紀には大衆にかまどは普及していないし、何より税を徴収するシステムもなかったという。

のっけから驚かされて、さて内容だが、このところの考古学的な知見から北九州の古墳や遺跡からは大陸とか交流をうかがわせる遺物がいくらも出てくるのに近畿のそれからは全く出て来ない。

「日本書紀」は神功皇后の事績を述べたくだりに「魏志」に基づいて朝貢したとかを書いているが、これは神功皇后の事績としては記していないという。単に中国の史書とすり合わせて引用しているだけなんだという。

そうなのかあ〜〜

私はてっきり「記紀」の編者は神功皇后=卑弥呼と神功皇后を歴史上の有名人に結びつけて書いているものだとばかり思っていたので衝撃を受けました〜〜

というわけで坂は邪馬台国はもちろん九州にあった、そしてあれこれ大陸と交流を保っていた、「記紀」の編纂時に邪馬台国が畿内になく、九州に存在していたことはわかっていたという主張を展開していた。

なるほどね〜〜

まあさっさと百舌鳥、古市にある天皇陵を発掘すればさらにきちんとした知見が得られるに違いないよね。今回の騒動でたくさんの労働者が職を奪われてしまったから、ここで希望者は全員雇って堺市や羽曳野市に集め発掘作業に従事させたら雇用も確保できるし、観光産業の目玉もできるというものだ。堀は釣り堀にできるし、墳丘上には飲食店やショッピングモールを作ればいいし、江戸時代のように桜をたくさん植えて花見を楽しむことも可能だろう。

ついでに新しく巨大な前方後円墳を仁徳陵のそばに築造して新名所を作るのもやったらよかろう。

葺石もいるし、大量の円筒埴輪や力士、ニワトリ、シャーマンの埴輪の需要もあるし楽しい上に仕事もできていい思うけどなあ。