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古本屋日誌

2020-03-07 11:13:00

筑摩書房から出た神蔵美子の「たまもの」の1刷を久しぶりに入手しました。

既にちくま文庫でコンパクトサイズのものは刊行されていますが、写真集ですから大判の方がリアルです。

1月に急逝してしまった坪内祐三の若い頃の写真、かなりこえてた頃のも含めてたくさん載っているのは面白いけど、残念だなあという思いがまたこみ上げてくる。

キャプションめいたエッセイが神蔵の手であれこれ書いてある、1990年の秋頃神蔵は人妻なのに坪内に惚れて友人に「坪内さんと一緒になりたい」と漏らし、坪内は坪内で一ヵ月後に結婚式を控える身だった。

友人は神蔵に「あんた虫が良すぎるで、今日は週末なんだから坪内さんは恋人とどこかのホテルでセックスしてるに決まってるでしょう」と注意したことは書いてある。

ところが何がどう転んだか結婚式の一週間前に婚約破棄となり神蔵とひっついてしまった。

困った連中ですなあ。どれだけの人に迷惑をかけたか計り知れませんなあ。この本で残念なのは神蔵が前の夫と別れるに至った修羅場や坪内が婚約破棄に至った面白そうな話が全てカットしてあることだよな。

書いてあるのは神蔵の友人のセリフだけでは、本人の夢中になる様子は伝わるけど、女子高生や中坊やないんだから、ちょっと気持ち悪いよ〜〜

思い出したくないんだろうけど、せっかく芸人ぶってプライベートを売り物にするんだったら、そこを書かないとあかんでしょう。