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古本屋日誌

2020-02-14 11:45:00

坪内祐三が廃刊になった「新潮45」に連載していた」昭和の子供だ、君たちも」は4年前に単行本になった。これは昭和の世代論で生年の少しの違いが実は感覚の上では相当深い違いになっているという話だ。

戦前の話では15で予科練に志願した世代はそれこそ誰でも入隊できたのだが、戦争末期になって潜航艇の特攻隊に志願させられるなど「パイロットになりたかったのに」という本人の希望は踏みにじられたという。

まああれですよね、予備学生とかはもっと年上のつまり学生が志願したわけで、これなんかは早く士官になって楽したい、理不尽な理由でどつかれたくないという話だ。結局彼らも戦争末期には特攻隊にさせられてしまうのだが、確かに予科練の子供たちとは感覚は違うだろう。だいたい学生は戦後は「きけわだつみのこえ」てな具合に祭り上げられてしまい、志願の動機が不純でよこしまなものだったことは忘れられている。

「本の雑誌」3月号には近刊として坪内が「本の雑誌」に書いてきた日記以外の全てを集めた本を出すと載っている。