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古本屋日誌
2020-01-22 11:48:00
坪内は新潮文庫から「靖国」「慶応三年生まれ七人の旋毛曲り」「考える人」の3冊、講談社文庫から「ストリート ワイズ」の1冊、文春文庫から「1972」「文庫本福袋」の2冊、ちくま文庫から「文庫本を狙え」の1冊を出しているが、現在流通しているのはちくま文庫の1冊だけだ。
超長期連載の「文庫本を狙え」は最初の18回分が文藝春秋の「シブい本」にその後が晶文社から単行本が出て、その後はまた文藝春秋から続きが出た。その後は長〜く単行本化できなかったが本の雑誌から巨大な本が2016年に出た。
連載の書評がもれなく単行本化されるというのは極めて稀なことで、「サンデー毎日」とか「週刊朝日」に載っている青木るえかの面白い書評が全く本にならないのと好対照だ。
坪内本人はもっと評価されてしかるべきと思っていたようだが、本の雑誌社から出ている例の「〜〜日記」シリーズの中で「ずっと『東京人』からは干されている、長らく編集をしていたのに、なんの相談もない」とかはっきり書いてしまうような喧嘩っ早い性格なのに、いろんな出版社の編集者から愛されていたのだと思う。