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古本屋日誌
2020-01-04 14:25:00
NHK出版新書から更科功の「残酷な進化論」が出た。入手したのは2刷なんだがオレンジの通常のカバーの上からまたグリーンのカバーがかけてあって、都合2枚もカバーが付いている。
中公新書は10万部を突破した場合特別仕様のカバーをまとえる特権が与えられることは井上章一が言ってたなあ。NHK出版も似たようなシステムがあるようだが2刷で10万はない気がするよなあ。
さて中身だが。人間の体は進化の頂点にあるわけではないことを豊富な例をもとに論じている。
肺の機能は大したことはなく、例えば鳥類に比べると彼らが群れをなしてエベレスト級の高山を飛び抜けていけるのに対して、われわれは酸素ボンベがあっても難しい。
人間は尿素を大量の水に溶かして排出しているが、陸上の水に恵まれない環境では極めて不利で、その点鳥類や爬虫類のように尿酸で排出することにしたら、ほとんど水も使わずに排出できて陸上生活にフィットしている。
なるほど、確かにわれわれの身体はベストフィットではないんだろうなあ。