Welcome
古本屋日誌
去年は1月末に天牛堺書店の倒産があってビックリした年でした、もう1年が経とうとしていて難波は薬局に、天下茶屋は田村書店、堺東タカシマヤは丸善、船場は槙尾古書店となり、なかなか後続店が決まらず、ずっとシャッターが降りていた三国ヶ丘はドラッグストアになった。
阪急の高槻市駅駅近くの証券会社が一階に入っていたビルもスギ薬局になり、実はそこから駅方向に20メートルもいかないところにもう一軒スギ薬局がある。薬九層倍、坊主丸儲けのことわざ通り旨みも大きいんだろう。
大阪では中崎町近くの高山文庫も閉店した。かなり前の話だが深沢七郎の「風流夢譚」の海賊版を譲ってもらったことがあった。
一方神戸では三ノ宮と元町に新しい古本屋が出来た。神戸は何といっても金を持っているから古本屋が多いのは当たり前で、前の大地震で打撃を受けたがようやく立ち直りこれからは自由気ままにのし上がってきそうだ。
うちの売り上げはというと10月の消費増税の影響は大きく11月あたりから下がり始め先月は2割以上落ち込んだ。これは消費増税の際に登録したら5パーセント割引があるという例の、中小企業向けのキャンペーンに参加できなかったことによるようだ。
商品や商品ページの閲覧数はこれまでと何ら変わりはないのに、購入に結びつく数が目立って減っている。
やはり5パーセント割引がある方のお店から買う人が相当いるのだろうと思っている。
確かに5パーセントは大きいとも言えるが、うちの商品はきれいだし魅力は客観的にはあるのだが、購入するとはいかないようだ。お客さんの心理は面白い。
でもまあかなりいい本が手には入ることも何度かあって在庫数は過去最高になったのでよかったとはいえる。一般的な古本屋の在庫数は1万点くらいだと思うのだが、うちはまだ二千点くらいしかない、今年は何とか五千くらいにはしたい。
昨日紹介したカラサキアユミの「古本乙女」には寝屋川市駅近所の金箔書房の漫画が載っていて店にカップルが入ってきて「えーこんな古い本なのにこんな値段するの〜〜絶対買わへんわ〜〜」とか言い合って店を出ていったのだがその際主人は「ありがとうございました〜〜」とえらいにこやかに送り出したという話だ。
失礼な話なのによく「ありがとうございました〜〜」とか言えるよなあとは思うけどね、皮肉なのかもしれない。