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古本屋日誌
2019-11-16 11:48:00
昨日から花隈にある神戸古書組合の会館で恒例の古書即売会をやっています。ぜひお越しください。
神戸の古書会館は阪急花隈駅の西口、階段を登りきった一本裏手の路地にあります。
二階建ての木造で間口は三間くらい、ちょうど宿替えか万歳で荷物の運び出しのために開け放たれた陋屋の趣きです。バリアフリーに対抗して土間を入ったすぐのところに40センチはあろうかと思える巨大な段差が設けてあり、少し前まではここで靴を脱ぐ決まりでした。
一階は10坪程度の敷地で縦に三列陳列棚があり古地図、引札、戦前から戦後にかけての「コドモノクニ」シナ事変の時の「歴史写真」などが厳かに並んでいますね。
さて2階はその階段が急峻なことこの上なくおまけに一段一段の幅も狭く、段差は大きいとあって苦杯をなめた人もさぞかし多かろうと思われます。
驚かされるのは二階への本の搬入はエレベーターではなく全て手作業で行っていることです。そもそも会館にはエレベーターがない。京都や大阪の古書会館は鉄筋で4階、5階とそびえ立っていてカーゴを乗せるための大型のエレベーターが備え付けてありますから快適といえば快適でしょうが、そこで徳川時代の地図や引札、役者絵を見るのもどうかとは思うのです。
逆にここで講談社学術文庫の「日本後記」やちくま学芸文庫の「存在の大いなる連鎖」や平凡社ライブラリーの「普遍論争」を見るのはそれはそれなりに様になっています。