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古本屋日誌

2019-11-09 11:39:00

IMG_0980.JPG昨日千林界隈を歩き回った。

井納理津子はかつて雑誌「大阪人」に下町の酒場の連載を持っていて千林も取り上げていて、商店街の由緒正しそうな店に入って「古い町のことを教えてください」と頼んでいたが全然相手にされず、「あそこの店が古うからやってはるで」とようよう教えてもらって訪ねてみてもけんもほろろの扱いで「こんなにも冷たい扱いは初めて」とか「何を聞いても生返事しか返ってこない」と書いていて面白かった。

まあこれは後にちくま文庫に「大阪下町酒場列伝」として上梓されたが、その際千林の回は当たり障りないのに差し替えられていたてがっかりした。

井納理津子は何か入れ込むと訳が分からなくなる女で、例の「最後の色街 飛田」でも何を思ったか突然飛田新地のねきにある交番に飛び込んで警官に「ねー知ってますか‼️あそこでは売春が行われているんですよ。取り締まらなくていいんですか‼️」てなことを言う。

でもまああれですね、テレビとかがよく店を取材さしてくれと来ますけど、人気もすぐれなくて藁をもすがる店は店はそれとして店にとっては迷惑ですからね。常連客は人がたかったら入りにくくなるし、芸なしの芸人の飯のネタに利用されるいわれもない。

千林商店街のマクドナルドの横にあった「食事処 杉田」はよく取材のオファーを受けていた。魚がうまい店だし、冬期はかす汁も出していてかなり遠くから客も見えていて「こんなもんのためにえらい遠うからよう来るなあ」と年配の常連客に店主が毒づいていて面白かった。

いつかなど笑福亭鶴瓶が顔を出して「ご主人、店みしてくだはれぃな〜〜」と例の人たらしの笑顔で頼んでいたが「いらん、いらん、二度とこんといてくれ‼️」と拒絶していた。

古本屋は今市の「山口書店」が閉店したのは残念だ。新しい織田作之助全集や京阪電車の「京阪百年」が置いてあった。