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古本屋日誌
2019-11-04 15:09:00
どうかと思える小説や論考は数知れないが、まあそれは大した才能などなくてもプロとなれることの証左であり、私同様全く才能もなく、努力を積むこともない怠惰な大衆に大それた夢を与える。
中島京子の「長いお別れ」もその一つで、主人公は歳のせいで記憶がすぐになくなってしまう病を患っている。
ところが、中村という親友の通夜に出て、旧友2人と再会して「ところで誰か死んだのか?」と2人に尋ねる。それを主人公の娘が横で聞いているという体なんだが、2人は戸惑いながらもまさかボケてしまって何も分からなくなっているとは思わないから中村以外には誰が死んだのかと尋ねていると考えて、「〇〇もこないだ亡くなったし、その前は△△も死んだよなあ」と応じる。
そして「お前は死んだ中村と親しかったんだから、弔辞を読んでくれ」と主人公に依頼するのだが、娘は「父は最近健康を害していて無理ですから他の人がやってください」と頼む。
さらに主人公が「ところで、中村は死んだのか?」と畳み掛けるものだからさすがにボケてしまっていると気づく話なんだがいくらなんでも無理筋だな。
だいたいこの娘がよくない。父親がアルツハイマーなんだからその旨こっそりでも2人の友人に伝えるのが当たり前だ、というか普通のまともな人間ならそれ以外の選択肢などない。
中島京子は才能がないものだから無理やり不自然なストーリーを長々と書いてしまう。バカはどうしょうもない。
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