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古本屋日誌

2019-11-01 16:08:00

昨日10月31日から恒例の百万遍の古本まつりが始まりました。私も早速初日に行ってみました。

今出川通に面した門は普請中で通れなくなっていて、代わりに横の勝手口から出入りするようになっていました。消費税率のアップに伴い外税設定で、100円の本は110円となっています。竹岡書店は2冊500円の例の均一本は内税で、唯一ペイペイが使えました。

いちばんおどろいたのはキクオ書店で、500円の均一本コーナーなんだが15メートル✖️3メートルくらいの台が3つもあってびっしり本が詰めてある。若い店員さんが空いたスペースに本を補充しているのだがこちらが作業を待って立ち止まっていると、詰め終わって「さあどうぞ」とばかりに右手を広げて招き入れてくれる。話を聞いてみたら「今日はあんまり補充はなくて、土曜日にたくさんいれる予定ですわー」という。

このおそらく5トンは下らない凄まじい量の本を運び込んで、なおかつ余裕をもって客対応してできるのはもはやスーパーマンの領域ですな。この頃の若い子はほんとうに真面目だ、よく仕事をするので頭が下がるなあ。自分の若い頃などまともに仕事をした覚えもない。

シルヴァン書房という古本屋は写真(寸葉というらしい)をよく出しているのだが、戦前の岩波文庫の玉勝間や古事記伝、エマソン論文集もあっていずれも帯が付いている。もう80年くらい前なのにしかも玉勝間は何回も重版になっているし、エマソン論文集は新版が出て読みやすくなっているのに、まだ古い版にこだわって保存していたのは不思議だ。それよりもおどろいたのは昭和30年代に出た岩波文庫の「人生談義」で奥付に定価が⭐️の数で示してあるのだが、値上げとなって1ミリ四方くらいの紙を上から貼り付けて⭐️を増やしている。ようそんな小さな紙をちまちまと貼り付けられたものだと、これまた想像しただけで気持ち悪くなる。