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古本屋日誌

2019-10-14 15:05:00
テレビ大阪で先日大阪駅前第一ビルのあれこれを特集していてまあ面白かった。
内容は次の通りでした。
第一ビルは1970年に竣工しているが地下二階はもともと倉庫として使う予定で、天井も低かった。対して地下一階は店舗を予定していたので天井も高く作られていた。地下鉄四ツ橋線も地下一階に直結するはずだったが、うまくいかず地下二階と結ばれてしまった。
それで地下二階の地下鉄乗降口から地下一階の店舗までのエスカレーターを階段の真ん中に設置している。
ディアモールも地下一階と繋ぐ予定だったが、そのあたりの地盤が軟弱で不可能だとわかり地下二階とつないだ。そのため大阪駅から阪神電車の乗降口を経て第一ビルにいたる道をかなり掘り下げざるを得なくなり、50メートルにわたって急な坂道となってしまった。
ともあれ地下二階は交通の便が極めてよくなり、もともとは北の新地に匹敵するハイソな割烹や料理屋ばかりだったのに、人通りが増えるにつれて庶民的な店ばかりになった。
現在大阪の住宅地で地価が最も高いのは天王寺区の真法院町であるが、これは徳川時代にここに毘沙門池がありその堤に紅葉を植えて景勝地となり、船場の旦那衆が別宅を構えたことに起因する。現在は星光や四天王寺が近くにあって文教地区となっていて、ここに子供を入れたい金持ちが集まってきている。
てな感じの話でした。
まああれですね、なんかあんまりきちんと取材してない印象が強い。
大阪駅前第一ビルにはリーチバーと並ぶショットバーが、四ツ橋線から来てすぐのところにずっとあった。開高健、谷沢永一、司馬遼太郎のエッセイなどにしばしば取り上げられてもいるのにね。北の新地と並ぶ店として取り上げるならここでしょう。
真法院町でもそもそも谷崎の「細雪」で蒔岡家の本宅があるのがここなのに何の言及もなし。船場は低いところにあるがいわゆる山の手であり、仕舞屋や別邸があるのが真法院町であって、もともと全然高級住宅街なんかではない。
だいたい紅葉を見たり、近くの桃山の桃を鑑賞したり、上六で庭園に入ったりという土地ですから、完全に郊外の田舎です。奈良とか以前の宝塚の雰囲気です。
山崎豊子の「船場ぐるい」にあるように何としても船場に居を構えるのが歴史的にはステイタスシンボルであった。
それなのに番組では徳川時代からずっと真法院町がハイソな住宅地であるかのような取り上げ方で笑わせるぜ〜〜〜〜
バカじゃないのか?
でも文教地区に近く、著名な塾や様々な習い事の教室もあるわけだが、肝心のグラウンドや公園、遊び場は皆無。五条さんの境内は狭いし、天理教の教会は巨大だが掃除も行き届いていて静謐が保たれていて近寄りがたい。子どもはどこで遊んでるんだろうか。
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