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古本屋日誌

2019-10-13 11:27:00

住友信託銀行が昭和38年に出した「大阪案内」という冊子があって、120ページあまり、カラーページもさることながら、紹介する店舗の写真を一つ一つ入れて、解説は宮本又次、花登筺、渋谷天外、秋田実となかなか豪勢だ。その上梅田からミナミまで主要ビルを細かく描いた鳥瞰図が付いている。なんでも「医学会総会」で来阪する医者のために作ったんだという。

注目の「日本一」の巨大キャバレーメトロに関しては正面玄関をとらえた写真があり、それで見る限り玄関を入ると少し降りる階段があるように見受けられた。現在営業中の「ミス大阪」のように入店したら段差なく真正面にステージが開けてくる体育館のような開放的な作りではないようだ。

客席は一階と二階に分かれていて一階はキャバレーシステム、二階はアルサロシステムで料金は一階がワンセット2000円、二階が1300円とある。ビール一本と突き出し、オードブルがつく。ホステスは700人いて、もちろん呼び物のショーは大したもので「大阪の夕刊に掲載されている演劇評にものるほど」とのことだ。フルーツは400円で、ホステスを指名するとアナウンスがかかるのだという。実際に遊んだ時の料金も載っていて2人でビール4本(大)ホステスを2名、突き出し1で3260円だったとある。

まああれですね、昭和38年にはすでにアルバイトサロンの仕組みがあって、それが巨大キャバレーの一階分全フロアーを占めるくらいになっていたのはびっくりしました。

料金も高いね〜〜〜〜。私は小学生時代、住吉に住んでましたが我孫子道駅近くのたこ焼き屋は3個で10円でした。今は3個売りはしてませんね、8個で300円くらいでしょう、つまり物価は10倍以上になってますね。メトロでいわゆるセット料金で遊んでも今の感覚で2万はかかるんだから驚きだ。ただこの本には普通の飲食店の情報もあって例の「インデアンカレー」が130円だからそれほどではないようだ。

今ミナミの「ミス大阪」なら早い時間に行ったら5000円くらいで飲み放題だし、ホステスも楽しいし、わからんもんです。

ちなみにメトロでは一階にいるプロのホステスのことを「本番ホステス」と呼んでいた、じゃあ二階のアルサロのホステスは何てゆうてたんだろう、気になるなあ。