Welcome
古本屋日誌
2019-10-09 11:16:00
小学館新書から小林よしのりの「天皇論対決」が出た。アメリカの気鋭の天皇論者、ケネス・ルオフとの対談だ。
小林はかつての大戦で亡くなった将兵が「日本の侵略戦争ゆえの犠牲」と捉えられて尊敬もされていないことに異議を唱え、徴兵制は民主主義の根幹をなす原理であるし、国家から戦場に行くように言われたらそうするのが当然だったとかばう。他にも「戦場に行くことを拒否するのでは国家は成り立たない」ともいう。
また天皇は民主主義の人権思想とは相容れない、例えば気軽に外出してコンビニで買い物することもできないし、身体がえらいといっても退位する自由すら十分ではないところに現れているという。小林は天皇への批判があることにも触れていて「天皇は税金泥棒だ」との批判は今の日本が格差社会であり、金持ちばかりを優遇して貧乏人から消費税を取りまくるような状態だから、追い詰められた低所得者が天皇にも怒りの矛先を向けているのだという。
こんな内容でした。
まああれですね、小林は身分制度が好きだから天皇を擁護したいんでしょうね。それは個人の趣味だから別に構わない。
また先の大戦で亡くなった将兵を讃える理屈を考えているのは素晴らしい。でも小林は日本がアメリカの属国で国家として独立しておらず、それが歯がゆいようですが、まあこれだけ長い間平和を享受し戦死者を基本的には出さずに日々を過ごせているわけだし、この現実を否定する根拠は見当たらない。
小林よしのり自身、アメリカ様の傘の下でぬくぬくと言論活動を送れているわけだからね〜〜〜〜