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古本屋日誌
2019-09-22 08:32:00
PHP新書から渡邉大門の「関ヶ原合戦は作り話だったのか」が出た。
昨今流行りの一次資料に基づいて歴史上の大事件を検証する本で、関ヶ原合戦での小早川秀秋の裏切りが取り上げられている。裏切らなかったというのでもない、裏切りの時間なんだが、午前10時の合戦開始と同時に攻め込んだんだそうだ。そのため合戦は早期に石田方の敗戦で終わり例の通り島津も戦わないでいて負けが決まってから逃亡する羽目になった。秀秋の陣の位置も従来は石田や宇喜多のすぐ南側だったとされて、そういう配置図が人口に膾炙しているが、「戦闘での陣配置は刻一刻動くもの」でおそらく違っていただろうともいう。
え〜〜〜〜そうなのか、まあ確かにたった1日で勝敗が決してしまうそれも10時に始まって2時には終わりなんだから、全然激戦のイメージがわかないなとは思っていた。
しかし司馬遼太郎先生の「関ヶ原」にはだまされましたな。いつまでも金吾中納言が裏切らないので痺れを切らした内府はしきりに爪を噛んで「金吾めには謀られたわい」などと取り乱し果ては秀秋の陣に鉄砲を打ちかけさせたとある。
「関ヶ原」には南宮山に陣取った吉川の軍が動こうともしないので、不審に思った長宗我部盛親が問い合わせるシーンもあって「ただいま弁当を使っている」とのことで、これも本当の話だったんだろうかね。弁当なんか戦闘中に使うわけもなく、戦う気がなかったのは丸わかりだろうし、それを聞いた長宗我部はなぜさっさと見切りをつけて攻撃しなかったんだろう。